観劇

京都労演で一緒に劇を見ませんか!
京都労演は鑑賞団体です。6回/年の例会があり、劇を鑑賞しています。
また単に劇団側から示される劇を鑑賞するだけでなく、見たい劇・要望を劇団側に伝え、共に良い劇を作るため頑張っています。

京都労演の詳しいことは

これからの例会

2021年5月  *公演日・会場が変更になりました。2020年5月の再演です、

トムプロジェクト公演

『Sing a Song』

作/古川 健 演出/日澤雄介 
出演/戸田恵子、大和田獏、鳥山昌克、岡本 篤、他  

日時= 6月24日(木) 18時30分 開演

会場=ロームシアター(旧京都会館) メインホール 

淡谷のり子の自伝に構想を得た舞台。

戦時下、ジャズやブルースが敵性音楽として禁じられていく中、流行歌手・三上あい子は皇軍慰問を強いられるが……
「軍歌は決して歌わない」という姿勢を貫いた淡谷のり子をモチーフに、戸田恵子さんが歌い、演じます。

2021年 8月

劇団文化座公演

『命どぅ宝』

作/杉浦久幸 演出/鵜山 仁
出演/白幡大介・藤原章寛・佐々木 愛 他

日時= 8月8日(日祝) 夕方 開演
    8月9日(月)  昼  開演

会場=呉竹文化センター 

阿波根昌鴻と瀬長亀次郎。
    現在に続く沖縄の不屈の闘い。

第二次世界大戦後、米軍に家も土地も奪われた、沖縄・伊江島の農民たちの闘い。運動の指導者・阿波根昌鴻(あわごんしょうこう)と、瀬長亀次郎。二人の男と民衆の、今に続く不屈の魂を描き出す――!

2021年10月

オペラシアターこんにゃく座公演

オペラ『イヌの仇討あるいは吉良の決断』

原作/井上ひさし
台本・作曲/林 光 演出/上村聡史
出演/大石哲史・岡原真弓・佐藤敏之 他

日時= 10月24日(日) 昼 開演
    10月25日(月) 夜 開演

会場=府立文化芸術会館

吉良の視点から見た、井上ひさし版・逆転の忠臣蔵をオペラで。

元禄15年、赤穂浪士の討ち入り。台所の味噌蔵に身を隠す吉良上野介は、大石内蔵助の真意に思い至り、ある決断をするのだった――。

2021年12月  *作品が差し替えになります

無名塾公演

『左の腕』

原作/松本清張 上演台本/岡山 矢
演出/仲代達也・岡山 矢
出演/仲代達矢・西山知佐・長森正人 他

日時= 12月10日(金) 夜 開演
    12月11日(土) 昼 開演

会場=府立文化芸術会館

仲代達矢役者70周年記念作品。

1952年、19歳で俳優座養成所入所。以来、役者の道を歩き続けてほぼ70年。75年から無名塾を主宰。その人生の最晩年を飾る作品として、決意を込めて創りあげます。

ものがたり――深川の料理屋松葉屋に、卯助という老人と娘おあきが雇われる。卯助の左腕にいつも巻かれている、白い布に目をとめた目明しの麻吉は、執拗に卯助に迫る。そんなある日、松葉屋に押込みが入る・・・。

お問い合わせ➡京都労演 TEL075-231-3730 FAX075-211-7855


観劇感想

月例会 ピュアーマリー公演

 『殺しのリハーサル』

自殺した?女優モニカの死を疑う、恋人ー脚本家のアレックス。1年間の時を経て、モニカは殺されたのだと証明するため、その目的を隠して、かっての関係者5名をモニカが死の直前に出演していた劇場に招く。新たな1年ぶりに書き上げようとしている脚本のシーンを、それぞれの関係者に演じさせる。
が、それは新しい芝居の各場面でなく、モニカと5人のそれぞれの関係場面…モニカを殺す動機となりうる各場面をもじったもの。やがてアレックスの目的が5人にも明かされ、最も犯人に思える男が劇場から逃げようとし、アレックスに打ち殺される。
しかし、突然照明がダウン。暗闇での混乱の後、照明がつくと、実は誰も打ち殺されてなく、犯人は5人のうちの誰でもなかった。
”誰かが逃げ出そうとしたら止めてくれ、止めるために警察官役としていてくれ”、とアレックスに頼まれていた男が実は………
今までの5人とモニカの関係…モニカを殺そうとする動機をあぶりだすような各シーンは、5人とアレックスの打合せの基での芝居だった、とは。全ては、真の犯人とその証拠を明確にするためのものであった。

あの「刑事コロンボ」を生んだ名コンビ、リチャード・レビンソンとウィリアム・リンクの傑作。
見事などんでん返しの展開だった。

2月例会 劇団民藝公演

 『熊楠の家』

昔の米倉斉加年主演の舞台は、よくは覚えてないのだが、今回の熊楠-千葉茂則氏の方が、実像に近いイメージだったのではないか。…大柄な体躯、大きな声、など

それにしても100年以上も前に、自然と人間の関わり、有り様を“神社合祀反対運動”の中で発言・行動してきた南方熊楠の生き方、先進性については、考えさせられるものがあった。

運動の行き詰まりに対して金で解決できないかと動こうとする文吉を怒鳴りつけた時、“先生も自分のため—粘菌のために大木の伐採に反対してるのではないか?“と詰め寄られた時、”その通り、自分のためにやっている。それがみんなのためになると思って“という言葉があったが、実に重い言葉である。

在野で、貧乏しながら、自分の信念で生きてきた熊楠は、実に立派な人だ。

自然と人間の共存、人間も自然の一部だという考え、そして、その自然の宝庫である郷土の森をまもり、神島を天然記念物…人が入れない島にまでもっていった功績は立派なものだ。

1月例会 劇団銅鑼公演

 『おとうふコーヒー』

昨年6月例会の予定が、コロナ禍で延期。やっと公開。
いろいろな社会的問題を含んだ1幕だった。
認知症でありながらも、にぎやかなことが好きで、笑顔が素敵な老人、ふみさんだった。
おとうふとコーヒーを食べ、飲みながらの“頑張っぺ”という言葉がとても印象的で、何か元気づけられた。
特養というのは実に大変なところ、認知症はいろいろあって、必ずしもずーと記憶状態が悪いのでなく、まだら模様だという事。
でも、あそこまで、死を迎えるまで、とことん面倒を見るというホームは珍しいのではないか?待期の人が特養1所あたり平均100人以上という状況。
そういう意味では、ふみさんは幸せな人なのかもしれない。
でも人の死というものも、本来その人の望む形で迎えられるのが理想だと思う。その意味では、自分ならどういう死を望むのか、昨年ぐらいからエンディングノートというものを意識し始めたが、より真剣に、より具体的に考えるときがき始めているのかもしれない。
孫の瑞樹ちゃんというか瑞樹君の性同一障害の話。深刻な問題ながらも、1度泣き叫びながらも、“瑞樹はやはり瑞樹ちゃんだ”と、受け入れていたふみさん。
人間として認める、そんなストレートに、気負いもなく受け入れできる人・老人は素晴らしい。
幕開きの台風襲来での所員の慌てよう、少々オーバーに感じたが、孤立化し避難もままならない状況、ここ数年続く豪雨災害・老人施設での被害など、生々しく、実に大変なさまがよく伝わってきた。
民生委員の旗本さんのしぐさには、少し違和感も感じたが。

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