京都労演例会案内

6月例会作品は、劇団前進座公演『人情噺「文七元結」』。歌舞伎教室も含めた、楽しい例会でした。
酒と博打に明け暮れて仕事をまともにせず、借金だらけで年も越せそうになく、女房と子供を泣かせている左官長兵衛。しかし根が単純なのか、正直なのか。娘お久が思い余って、吉原の佐野屋に自ら身を売って、お金を作ろうとする行為にさすがの長兵衛も素直に娘に謝り、酒も博打も絶つと誓って、50両の借金をもって帰宅へ。
帰り道、集金の50両を盗まれ、思い余って身を投げようとしている文七に出会い、迷った挙句、“命は金より大事”と、50両を投げ与える。帰宅し、無くなった50両をめぐって女房ともめる長兵衛。話が通じず、ふてくされて寝ようとする長兵衛のもとへ、文七と店の旦那和泉屋清兵衛が現れ、文七は50両を取られたのでなく、賭場に忘れていた。金は和泉屋に戻り、事情を聴いた和泉屋の計らいで、長兵衛の娘お久をもらい受け、文七との仲も取り持つ。実にめでたい大団円の話。
解りやすい単純な話なのだが、長兵衛が、迷いながらも50両を投げだすまでの心の動き、和泉屋が返すという50両を本当はほしいのだが見栄を張って突き返そうとする江戸っ子のやせ我慢、何とか受け取ろうとする女房お兼の動き、実に落語的な話の展開・動き、に、圓朝の話作りのうまさを感じた。
また話とは別に、裏長屋のうらぶれた家から短時間で、鮮やかな吉原置き屋に入れ替わる舞台設定-大道具の見事な働きに感心。

次の8月例会作品は、劇団NLT公演『マグノリアの花たち』。アメリカ南部の小さな美容室に集う6人の女たちの物語。1987年の初演以来全世界で公演され、現在でもアメリカ各地で公演され続けている名作です。

京都労演に参加し、共に舞台を楽しみましょう!詳細は、

(入会案内)  これからの例会案内 で!

下記のサイトでも案内しています。
https://rouenkyoto.fc2.page

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