知らず知らずのうちに、言葉が制限され、音楽も制限され、やがて物資不足と食料品・日用品の配給態勢。統制をかいくぐっての買い出し、近所同士が、お互い監視しあうような世の中。
太平洋戦争に突入する前の1年間を描いた劇だったが、こういう世の中の動きに引きずられ、次第に戦争に加担していく怖さを感じた。
「長い長い時間の中で人間が生まれ出てきたことは奇蹟だ。ピカピカの奇蹟だ。だから私達は生きなければならない」。……原作者井上ひさしの人間を深く愛し、信じる言葉だ。我々にかけられた言葉だ。
だから、私達は、平和を希求し、生き続けなければならない。
さて次の12月例会は、人形劇団プーク公演『オッペルと象』。美しく、ピュアーな宮沢賢治の世界を、大人も子供も楽しめる人形劇で。
京都労演に参加し、共に舞台を楽しみましょう!詳細は、
下記のサイトでも案内しています。
https://rouen2.fujilaotour.com

