2025年4月例会は、劇団前進座公演『あかんべえ』でした。
現実と妖しの世界が微妙に交錯する独特の空気感が漂う宮部みゆきの小説の世界をどう舞台化するのか?大変興味深く思っていた前進座公演。
一つの舞台空間の中に現実と妖しの異なる世界をうまく融合して表現させ、また、怨霊たちの世界を歌舞伎的表現―立ち回り、所作、道具、等々―を用いて、見事に表現していた。
人間の欲・妬み・恨み等々から生まれ出る妖しの世界も、優しさの中で見事に溶けていく。
宮部みゆきワールドを見事に表現した舞台だった。
そして、次回6月例会は、今話題の劇団、劇団チョコレートケーキの公演『ガマ』。
戦争末期の沖縄。そのガマには負傷した少尉、聖戦を信じる少女、生徒を死なせてしまった教師、二人の兵士と地元の老人が身を潜めていた。米軍の気配が近づく中、彼らの取った行動は?
「あらゆる地獄を集めた戦場」と言われた沖縄で、六人は最後の決断を迫られる。
京都労演に参加し、共に舞台を楽しみましょう!詳細は、
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